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教材を買ってきて、まず最初に取り組むべきことは基本書の読み込みです。
初学者の場合は、最初は漠然とした感じでもいいですから、
試験範囲の法律の全体像を把握しておくことが非常に重要となります。
例えば、民法等では総則から始まり、物権、債権、親族、相続と、各カテゴリーに分かれており、
それに対する考え方の全てをもって、民法という法律を構成しています。
細かい規定を覚えたりするのは後からで大丈夫なので、
まずはその法律の基本的な考え方を身に付けることが先決です。
そのためにも理解はまだできていなくとも、基本書はガンガン読み進めましょう。
一周読み終わったら、それまでの内容を思い返しながら、
また改めて基本書を読み返すようにしてください。
この、同じことを何度も繰り返すような勉強法に違和感を感じる方もいるかもしれません。
しかし、法律の勉強はこういった繰り返しの作業は避けては通れないものです。
文系の世界はどれだけ長い時間をかけて、
書物や文章に向かい合ってきたかで実力が定まる世界でもあります。
愚かしく見えるほど繰り返し読み込むことによって、
その法律に対する趣旨や考え方が思考に定着し、常識化していきます。
暗記などではなく、考え方、思考力を頭に定着させるための作業です。
まずは全体像を捉えること。
それを念頭に置いて、読み進めていくようにしてください。
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これは必ずやってください。
基本書に条文が書いてあったとしても、です。
後のコンテンツでも書きますが、
六法を疎かにすると択一での正答率がいつまで経っても上がりません。
法律学は条文が大元となった解釈学でありますから、
その大元である条文の読み込みは必須です。
いくら解釈や学説の結果を読み込んでも、
それが抜けていると自分で考えるという力がつきません。
これは択一試験などで問われている択について、自分で検討ができないということでもあります。
その状態では、どれだけ時間をかけて勉強を続けたとしても、
正答率につながることはないでしょう。
なので、条文の確認と素読は必ずやるようにしてください。
科目によっては一文が長いので辛いと感じる時もあるかと思いますが、
いずれ過去問の正答率が上がってきて実力の向上を感じられるようになります。
本試験では条文レベルの知識で解ける問題も多く出ます。
そういう基本的な部分の点を落とさないことは、足切りラインを超えるためにも重要です。
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基本書を読み、六法を引き、
ある程度、法律の内容を知ったら過去問を解き始めてください。
過去問は各出版社から出ている過去5年程度に出題されたもので十分です。
過去問を解くことに対してよく疑問をぶつけられるのが、
直近で問われたことはすぐには問われないから意味ないんじゃないの?という点です。
しかし、過去問は過去に問われた問題の答えを覚えるためのものではありません。
過去問を解く理由は、本試験式の問題を解くという作業に慣れるためであります。
ですから、重要なのは最近の傾向とそれに対する慣れであり、
傾向の違う大昔の問題やマニアックな問題は合格のために必要ではありません。
だから、これまでの全ての過去問を解く必要もありませんし、
難しい予備校の模擬試験の問題が解けなかったからといって落ち込む必要もないです。
管理人は社労士試験を受験した際、予備校発行の模擬試験問題を試験前に解きましたが、
3回やって3回とも合格ラインには届きませんでした。
でも、本試験ではちゃんと合格点をとって合格しておりますから、
やはり必要なのは多様な問題に当たることではなく、問題を解くことに慣れることだと思います。
試験は基本に忠実に、を繰り返した者が合格を掴むチャンスを得るものです。
どうか、それを忘れることなく、
目新しいものに飛びついたりせずに地道な努力を続けるようにしてください。